第3回 櫻井哲夫さん(ベーシスト、作編曲家)
ジャズ/フュージョン/ロックの演奏に特化した楽譜とは
プロの仕事は、なぜ速く正確なのか? その大きな理由の一つは、熟練したプロほど独自に多くのテンプレートを持っていることです。テンプレートを用いれば、楽器編成やページレイアウトなどが予め設定された状態からすぐに作業をスタートできるため、時間と労力を節約しつつ、統一的な書式で楽譜を制作することができます。
本企画では、Finale 27から日本語版独自のコンテンツとして追加したテンプレート集を拡張すべく、プロフェッショナルとして活躍するFinaleユーザーから現場仕様のテンプレートをご提供いただき、その設計コンセプトや活用法を皆様にご紹介して参ります。
本シリーズの第3弾は、40年以上にわたり世界で活躍し続けるトップ・クラスのベーシスト、櫻井哲夫氏による、今までのFinaleになかったジャズ/フュージョン/ロック用テンプレートのご紹介です。アドリブを多用する音楽スタイルにて演奏を助けるための、現場からの貴重なノウハウを語っていただきました。記事末尾からは、本記事でご紹介したFinale用テンプレートを無料ダウンロードできます。
まずは本記事で事例として取り上げる櫻井さんの代表曲の一つ、『45℃』をお楽しみください。
("45℃"JIMSAKU、"TLM20"ソロアルバム収録。JIMSAKU ver.の編曲:森村献氏)

櫻井哲夫(さくらい・てつお)プロフィール
(BASSIST, COMPOSER)
ベースという楽器を使って自己実現を追求。リーダー活動は、ソロ・ライブ、櫻井哲夫バンド、Jacoトリビュート・ライブ。1976年〜1989年「カシオペア」、1990年〜1998年 「JIMSAKU」のメンバーとして活動。全国各地と世界約20ヶ国で公演活動。1999年以降ソロ・アーティストとして、独特の暖かさや激しさを持つオリジナル曲とベース・プレイで国内、海外に活動の輪を広げる。 Projectとして、アメリカのDennis Chambers, Greg Howeとの "GENTLE HEARTS"、ブラジルのDjavan, Ivan Lins, Rosa Passos, Filo Machado達との "BRASIL CONNECTION”など、海外アーティストと共演も多く、国際ジャズフェスティバルにも多数出演。サイドマンとして、Bob Jamesのアジア・ツアー等。後進の育成として、昭和音楽大学で講師活動。ドイツのWarwick Bass Camp 2015&2016(1週間の合宿セミナー)にプロフェッサーとして参加。2017年11月、還暦を迎える。2019年5月、デビュー40周年を迎える。2020年7月、JIMSAKU30周年。2021年『かつしかトリオ』結成。
1979年レコード・デビュー以来、ソロ13枚、バンドで36枚のCD、4本の教則、7本のライブ、1本のドキュメンタリーDVDをリリース。
最新作は、2015年、ソロアルバムCD『Nothin’ but the Bass』、2017年、ドキュメンタリーDVD『櫻井哲夫 密着365日 〜国境を越えて音世界を旅するベーシストの日々〜[DVD2枚組]』、2021年JIMSAKU『JIMSAKU BEYOND』が発売中。
(敬称略)
櫻井哲夫
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ー目次ー
1. ライブとレコーディングでは楽譜の表現方法が変わる
2. 理想的なライヴ用の楽譜は?
3. 理想的なレコーディング用の楽譜は?
4. テンプレートの重要性
・Finaleファイルの無料ダウンロード
1. ライブとレコーディングでは楽譜の表現方法が変わる
(※編注:以前のFinaleインタビュー記事はこちらをご覧ください。)

まず最初に、僕はスタジオ・ミュージシャン、セッション・プレイヤーではないので、ここで掲載する譜面は、一般的なものというより、櫻井哲夫のオリジナル・コンセプトに基づいた形であることをお伝えしておきます。
僕が作っている(ジャズ/フュージョン/ロック的な)音楽の楽譜は、基本的なメロディとコードネーム(=コードシンボル)だけが書かれたものを使うことが多いです。これはリードシートあるいはメロ譜などと呼ばれ、ジャズ界では世界的に普及している『THE REAL BOOK』などがその代表例と言えます。
一口にリードシートと言っても、その表記方法は目的ごとに様々かと思います。僕が使うのは主にライヴ用とレコーディング用なので、リハーサルマークやコードネーム、繰り返し記号等を視認性を高めるために大きく書いていて、それは練習や学習などで用いる出版譜のリードシートと大きく異なるかもしれません。
ライヴでは曲を大体覚えていて楽譜は確認のために用いる程度であることが多く、またステージ上では1つの譜面台に置ける楽譜の枚数がA4サイズで最大4ページくらいなので、基本は1〜2枚、多くて3枚くらいにまとめたいと思っています。そのため、ライヴ用のリードシートではスペースを節約するために異なる楽器のフレーズをリードシートの1本の五線に詰め込んで書くという特殊な記譜法もよく使います。
一方、レコーディングでは初見で演奏される場合もあり、楽譜はフレーズやハーモニー等を指定する、全体的に情報量が多い、2段以上の「マスターリズム譜」を用いる事が多いです。スタジオ内にいくつも譜面台を置くことができますので、A4の楽譜を5〜6枚並べることもあります。
ほとんどの曲は、ライブの場合、1本の五線で書いたA4用紙2枚以内のサイズに収まるリードシートが便利です。自分のパートを覚えていない場合は、マスターリズム譜をステージで使う場合もあります。
2. 理想的なライヴ用の楽譜は?

先ほどお話しした『THE REAL BOOK』にはいくつかの巻があり、それぞれ書き方がかなり違いますが、演奏現場での読み易さという観点から僕が理想と考えるのは『THE NEW REAL BOOK Volume Two』です。
今回はこの巻を参考に、クラブフィナーレさんのご協力により全体の書式を作り直し、さらに細部を見直して改良を加えました。
これはあくまで僕の考える理想型で、異なる見解もあるかと思いますが、ご承知いただければと思います。では、その前提でこの”櫻井哲夫仕様”リードシートの特徴や追加アイデアについて、曲の最初から順番に見てみたいと思います。
・コードネーム、リハーサルマーク、繰り返し記号は大きく

Finaleの初期設定では、コードネーム、リハーサルマーク、繰り返し記号の大きさは浄書スタイルを基準に設定されているのだと思いますが、演奏現場での楽譜としては、これらはもう少し大きい方が良いと思います。
演奏現場は演出上、照明を落とす場合もありますし、目の近くに譜面台を置けないことが多いので、重要な記号は暗いステージで遠くから見ても瞬時に判別できる大きさで書く必要があります。
楽譜が配られると、さらにこれらに手書きマーキングすることも多くありますね。僕は照明が変化するステージでも見やすい赤鉛筆を用い、先輩から教わった方法で、ダルセーニョには大きな丸を、コーダには大きな三角を、繰り返し記号には二重線でマークを書き加えています。
(※編注:Finaleでコードネームを大きくする方法についてはこちらの記事の記事をご覧ください。)
・A4サイズの紙面スペースを最大限に活かす(1段目)
Finaleのデフォルトファイルでは1段目の上マージンを454EVPUと広く取っていますが、このスペースを節約するために、この値を300EVPU程度まで狭めています。
(※編注:1段目の上マージンを狭める方法についてはこちらの記事の記事をご覧ください。なお、EVPUは小数点を使わないFinale独自のシンプルな計測単位で、編集メニュー>計測単位から設定できます。)
・五線内のスペースを可能な限り広く取る(1段目)
通常のリードシートでは音部記号、調号、拍子記号は最初の小節だけにしか書かないので、転調や拍子変更がない限りは、2段目以降でこれらは非表示にします。
最初に特定の楽器名は書かず、従って最初の小節にインデントも不要で、ここは左詰めにします。これらの設定により、1段目から音符等により広いスペースを与えることができます。

(※編注:調号や拍子記号の表示/非表示切り替え方法につきましては別記事「TIPS 18」をご覧ください。)
・小節番号を五線の左に表示させる(各段の1小節目)
リードシートではリハーサルマークで「Bの◯小節目」と言ったように小節を特定することが多いので、小節番号を入れない場合も多いですが、僕は少し凝ったアレンジの場合は、ミュージシャンとの確認等をスムースにするために、小節番号も併用した方が良いと思っています。このリードシートには一般の楽譜と同様に各段の最初に小節番号を表示させていますが、これはコードネームなどと衝突しないように通常の左上ではなく、左下に配置しています。
・決まったフレーズがあればそれを明示する(イントロ4小節目)
決まったフレーズがある場合は音符で書いておくと良いですね。この曲では4小節目にベースの決まりフレーズを入れています。
・基本的なグルーヴを最初に明示する(イントロ5〜6小節目)
リードシートでは1小節目にBPMと共に「Swing」「Funk」といったように楽曲のスタイルを書くのが一般ですが、この曲のようなオリジナル・アレンジでは文字だけでは伝え切れない場合があるので、最初に基本的なグルーヴを2小節ほど書くことがあります。ちなみにこの曲のスタイル「Rock Latin」というのは見慣れない表記かもしれませんが、コンセプトが伝われば、オリジナルな表現でも良いと思っています。
前述のようにライヴ用リードシートではスペースが限られるので、このように1本の五線を複数の楽器でシェアすることもあります。この事例の場合もベース・ラインとメロディを同じ五線に書いており、出版譜としてはあり得ない表現と思いますが、こういう工夫も活用しています。

(※編注:9小節目に見られるような、同じ五線上での音符表記とリズム表記の併記方法 につきましてはこちらの記事をご覧ください。)
・文字反復記号(Aセクションの1小節目)
Aセクション1小節目のダルセーニョや、全ての反復記号は反復記号ツールではなく、敢えて発想記号ツールで記入しています。僕の場合はリードシートにプレイバックを使わないこと、反復記号ツールよりも発想記号ツールの方がフォントの種類やサイズを編集しやすいことがその理由です。
・重要なカウンター・メロディを別レイヤーで書き加える(Bセクションの2〜4段目)
サビに相当するBセクションでは、モントゥーノのバックにブラスによるカウンターメロディが入ります。ここにはレイヤー3に、メインのメロディと区別するために1オクターブ下げて、さらに音符の大きさを75%程度に小さくして、そのメロディを書き込んでいます。
このように重要なカウンターメロディもリードシートに記入しておくことで、現場でフレキシブルにアレンジすることができます。実際、小編成のライヴでピアニストにそのラインを弾いてもらって助かったこともあります

・曲の構造を明示する(曲の最後)
楽譜の最後にスペースがある場合は、ここに曲の構造(演奏順序)を書くこともあります。リハーサルを行う前に口頭で共演者に構造を確認しますが、その際にこういったメモがあると視覚的にも確認できて便利です。こういった記述は『THE REAL BOOK』にも散見されますね。
最後の小節にある「Last time cue」は、ギターが16小節のソロを終える際にキューを出し、それに呼応してキーボーディストがこのメロディを弾いてCセクションに戻るという意味です。

・リハーサルマーク「I」(曲の最初)
リハーサルマークのイントロはIntroの頭文字「I」、Introの頭文字を使っています。これはスペースの節約のためで、特に情報量が多くなる曲の冒頭では効果的な工夫だと思っています。
・プリントアウトした楽譜が混ざらない工夫
2ページ以上にわたるリードシートでは、現場でプリントアウトした楽譜が他の曲と混ざらないように曲名を明記するのも重要です。このためFinaleでは2ページ目以降で楽譜の上部に小さく曲名が表示されるようになっています。
僕の場合はこのページ上部のスペースを節約するためにさらに独自の工夫を加え、楽譜の下に表示されるページ番号の欄に曲名も表示させるようにしています。楽譜の整理に便利なように、1ページ目にも初期設定のコピーライト表示の代わりに曲名とページ番号を表示させています。


また、Finaleでアレンジを進めていくと多くのバージョンが発生することが多く、プリントアウトした場合にどれが最新のものかが分からなくなることがあります。
こうしたトラブルを避けるため、バージョン番号を記載するスペースも右下に設けています。これはスコア・マネージャーで「備考」欄に書いたものが全ページに入る仕組みです。
3. 理想的なレコーディング用の楽譜は?

はい。通常、レコーディングでは、パート譜がある場合、メロディーやブラス・ラインやストリングス・パートなどはマスターリズム譜には記入されませんが、こちらは、ある程度の情報量を盛り込んだバージョンです。
ライヴ用のリードシートでは、複数の楽器の情報を1本の五線に詰め込んでいますが、これはあくまで曲をある程度覚えているから成り立つ書き方です。
一方、レコーディングなどで用いるマスターリズム譜の場合はもっと譜面の情報量を増やし、少なくとも2段譜にして、ベースラインなども書き入れたりします。
・複数パートのフレーズをバランス良く配置
この事例では、ドラムとベースを2本の五線に分けて書いています。これにより、読み手にグルーヴをより明確に伝えられるようになります。
また、リードシートと比べて紙面に余裕がありますので、情報量も増やせます。『45℃』では1〜3小節目のドラムも決まりフレーズなので、今回はクラブフィナーレさんにお願いして、この部分は耳コピで追記していただきました。

・スラッシュ表記を使わない理由
このマスターリズム譜では、何も書かれていない小節が目立つことに気づかれるかも知れません。一般にこういった小節にはスラッシュ表記を適用することも多いと思いますが、僕の場合はそうせずに空欄のまま残すことが多いです。こうすることで、共演者がここに音符などを自由に書き込むことができるためです。
・“キメ部分”の表現
2段譜にすることで、全員が同じリズムで演奏するキメの部分(ストップ・タイム)もより分かり易く表現できますね。CセクションとDセクションの最後にこれを追記していますが、こういった細かな配慮がリハーサルの効率化に役立ちます。

4. テンプレートの重要性

曲を書く場合、基本フォーマットは2段のマスターリズム譜なのか、リードシートなのか、タブ譜なのか、練習用なのか、自分なりに引き出しが整理されていると良いと思います。
僕が普段書く楽譜は、今回ご紹介したリードシートや、マスターリズム譜が多いですが、Finaleの機能を使って、バンドスコアも書いていきたいと思っています。
Finaleではバージョン27で新しいテンプレート集ができましたが、これはソロ用、デュオ用、レッスン用などにも対応できて便利ですね。かなり充実していて、役に立っています。僕のテンプレートがここに加わるのは嬉しいです。
[Finaleファイルのダウンロード]
本記事用に櫻井氏からご提供いただいたリードシートのテンプレートを、以下のリンクから無料ダウンロードできます。Finaleをお持ちの方はぜひ、ご自分のプロジェクトにご活用下さい。
- 標準のテンプレートに近い外観ですが、本記事で紹介された設定を反映したものです。
- お使いのOSとブラウザによってはダウンロード時に警告が表示される場合があります。
- これらのファイルは最新バージョンのFinale 27で作成しています。旧バージョンのFinaleでは正常動作しない可能性があります。予めご了承ください。(SMuFLフォントを採用した一部の記号は、Finale 26以前では正常に読み込めません。)
もし宜しければ、本記事に関する皆様のご意見・ご感想をお寄せ下さい。
Finale 27から日本語版独自のコンテンツとして追加したテンプレート集は、Finale 27で新設した起動パネル左下のボタンからアクセスできます。
このFinale 27用テンプレート集には、今回の”櫻井哲夫仕様”テンプレートも含めて、今後さまざまなプロ仕様テンプレートを追加していく予定です。ぜひご期待ください!

関連記事リンク集
《プロのFinaleテンプレートをご紹介》
- 第1回 松尾早人さん(作編曲家/オーケストレーター):限られた時間内でベストなレコーディングを実現する楽譜とは
- 第2回 赤塚謙一さん(ジャズ・トランペット奏者、作編曲家):各種記号の入力後に配置を手動調整する手間をなるべく減らした作りに
- 第3回 櫻井哲夫さん(ベーシスト、作編曲家):ジャズ/フュージョン/ロックの演奏に特化した楽譜とは
《楽器別Finale活用術》
- 楽器別フィナーレ活用術VOL.1:ギター編
- 楽器別フィナーレ活用術VOL.2:ピアノ編
- 楽器別フィナーレ活用術VOL.3:管楽器編
- 楽器別フィナーレ活用術VOL.4:打楽器編
- 楽器別フィナーレ活用術VOL.5:弦楽器編
- 楽器別フィナーレ活用術VOL.6:ベース編
《プロのFinale活用事例:アーティスト別》
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- 本田 雅人氏:プロデューサー/作曲家/サックス奏者 “手書きでは本当に大変でしたけど、Finaleに慣れてきてからは随分と楽になって作業の効率は圧倒的に良くなりましたね。ビッグバンドとか吹奏楽とか、編成の大きな場合にはすごく助かります”
- 濱瀬 元彦氏:ベーシスト/音楽理論家/音楽教育家 Finaleでビ・バップのフレーズをデータベース化し研究に利用、成果を取りまとめ「チャーリー・パーカーの技法」を上梓
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《Finaleの基本操作を学べるリソース》
- 譜例で操作方法を検索:Finaleオンライン・ユーザーマニュアルより。Finaleで可能なこと、それを行うための操作法が一目で分かり、初心者の方には特にお勧めです。
- クイック・レッスン・ムービー:Finaleの操作方法や便利な機能などを30〜60秒程度の短い映像でご紹介しています。