TIPS 3. 入力済みの記号やアーティキュレーションを瞬時に変更する方法

【対象グレード】Finale

一度入力した記号を変更するには

一度入力した記号を変更したいことはよくあると思います。例えば、下の譜例で指番号「2」を「3」に、「p(ピアノ)」を「mp(メゾピアノ)」に変更してみましょう。

それぞれの記号をいったん削除しもう一度新しい記号を入力し直す、というのが本来の操作ですが、この小技を駆使すればいくつかの手順を省略して、スピーディーに記号を置き換えることができます。


 

【手順】

キーボードの「3」キーを2回連続して押すと

(1)まずは、指番号の変更から。アーティキュレーション・ツールを選択して、「2」を選択状態にします。

(2)この状態で、キーボードの「3」キーを2回連続して押します。この“2回連続して”というキー入力は一風変わった操作ですが、マウスのダブルクリックのような調子で「トン、トン」と2回押します。

瞬時に「2」が「3」に変わる

(3)すると、瞬時に「2」が「3」に変わりました!

キーボードの「6」キーを2回連続して押すと

(4)では続いて、「p(ピアノ)」を「mp(メゾピアノ)」に変更します。まず「p」を発想記号ツールで選択状態にしましょう。

(5)この状態で、キーボードの「6」キーを2回連続して押します。

瞬時に「p」が「mp」に変わる

(6)すると、瞬時に「p(ピアノ)」が「mp(メゾピアノ)」に変わりました!

この小技はバージョン2007以降から付加された「クイックチェンジ」という機能で、Finaleに従来備わっていた「マクロ機能」を応用したテクニックです。

アーティキュレーション・ツールでは「3」キーに指番号の「3」、発想記号ツールでは「6」キーに「mp(メゾピアノ)」が割り当てられているため、このような操作が可能となっています。(※マクロ機能の詳細については、マニュアル等でご確認ください。)

なお、次のように複数の記号も一度に変更できますので、この操作が手に馴染んでくれば、かなりの時短効果が期待できるのではないでしょうか?

入力済みのスタッカートを…

入力済みのスタッカートを…

アーティキュレーション・ツールで囲うように全部選択

アーティキュレーション・ツールで囲うように全部選択して

瞬時にアクセントに切り替わる

キーボードの「A」キーを2回連続して押すと…、瞬時にアクセントに切り替わりました!


 

関連記事リンク集

 

《その他のTIPS記事》

《Finaleの基本操作を学べるリソース》

  • 譜例で操作方法を検索(Finaleオンライン・ユーザーマニュアルより。Finaleで可能なこと、それを行うための操作法が一目で分かり、初心者の方には特にお勧めです。)
  • クイック・レッスン・ムービー(Finaleの操作方法や便利な機能などを30〜60秒程度の短い映像でご紹介しています。)

News letter from finale

ニュースレターを希望される方は、以下のフォームにメールアドレスを入力し登録ボタンを押してください。
バックナンバーはこちらからご覧いただけます。

※通信は日本ジオトラスト株式会社のSSLにより暗号化され保護されています。