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Finale 2014新機能


Finaleが誕生してから25周年を迎える2014年。この記念すべき年にふさわしくFinaleは大きな進化を遂げました。
デザインの刷新、ファイル形式の変更、Mac版におけるフレームワークの載せ換えといった大きな進化とともに、数々の新機能を追加。
これらの機能向上は作業上のストレスを軽減し、創作への集中を高めることに繋がっています。

Finale 2014には以下のような新機能が追加されました:

  1. デザインを一新。洗練された外観、アイコン、パレット、ミキサー
  2. 新しいファイル形式「.musx」
  3. 2012で開ける形式のファイルに書き出し可能
  4. 無調の音楽や、調号を用いない表記設定が簡単に
  5. 多声部での臨時記号の処理をスマートに
  6. 多声部での休符の処理をスマートに
  7. スコア譜とパート譜とで独立して調整できる項目が増加
  8. 変形図形を拍に割り当て可能に
  9. パーカッションマップの設定がより簡単に
  10. HumanPlaybackがより快適に
  11. トラックパッドでのズーム操作やフルスクリーンモードに対応(Mac)
  12. Garritanの音色追加でリアリティに磨きをかける
  13. スキャン入力の精度が向上


(1)デザインを一新。洗練された外観、アイコン、パレット、ミキサー

Finale 2014の起動画面とアイコンFinale 2014を起動するとまず目に付くのがこれまでのFinaleとはがらっと変わったイメージ。
作業に集中するのに最も効果がある色と言われるブルーを基調に、虚飾を廃してスマートかつ格調高い雰囲気が漂います。

ツール・パレットのデザインも一新
ツール・パレット内のデザイン
ミキサーのデザインも近未来的なものに
ミキサーのデザイン

新しいファイル形式「.musx」(2)新しいファイル形式「.musx」

Finale 2014では、これまで20年以上用いられてきたFinale独自のファイル形式「.mus」を発展させた「.musx」形式を採用します。
これにより旧バージョンのFinaleとの互換性(後述)を保てるようになったばかりでなく、将来的に更なる柔軟性を持たせることが可能になりました。

(3)2012で開ける形式のファイルに書き出し可能

Finaleユーザーが長い間待ち望んでいた下位保存機能がいよいよ搭載されました。 Finale 2014で作成したファイルは、Finale 2012形式でエクスポート(書き出し)出来るようになります。書き出し実験を行なったところ、再現性も良好です(2014特有の自動処理情報については欠落してしまう場合もあります)。

なお、細かい点ですが「スタンダードMIDIファイル」への書き出し機能も「エクスポート」メニュー内に統合されました。

(4)無調の音楽や、調号を用いない表記設定が簡単に

無調の音楽や調号を用いない表記設定楽曲の調性を決める際に長調か短調かを選ぶ必要がありますが、Finale 2014では新しく「無調」も選べるようになりました。

また、調性がはっきりしていても調号を用いずに臨時記号のみで表現したい場合、これまではいくつかの設定を組み合わせる必要がありましたが、Finale 2014ではたった一ヶ所のチェックを入れるだけでこの設定が可能になりました。

調号ツール内に新たに加わった「調号を使わず臨時記号表記にする」にチェックを入れるだけで…

このように、調号を使わずに臨時記号による表記が可能となりました。


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(5)多声部での臨時記号の処理をスマートに

下の楽譜をご覧ください。4拍目の裏の下声部の音は何の音でしょう?



ピアノなどの一人で演奏する楽器の楽譜であれば「C♯」とも捉えられますが、2重奏の楽譜などの場合はこの音には♯記号を付加するのが一般的です。

これまでは、こういった場合には「臨時記号の強制表示」機能を用いて♯記号を表示させていました。

Finale 2014では「五線の属性」パネルの中に新たに「小節内の異なるレイヤーの臨時記号を再表記」というメニューが追加されました。
これを適用させると、臨時記号の要・不要をFinaleが判断し、適切な箇所に自動的に臨時記号が表示されます。

(6)多声部での休符の処理をスマートに

下の楽譜をご覧ください。ドラムの楽譜です。レイヤー1、レイヤー2にそれぞれ休符が表示されています。



もちろんこのような表記でも問題ないのですが、場合によっては共通している休符をひとまとめにしてスッキリさせたい場合があります。 これまでは、休符を一つ一つデフォルトの位置に戻す必要がありました。

Finale 2014では「ファイル別オプション」の中に新たに「異なるレイヤーの同じ休符をまとめる」というメニューが追加されました。

これを適用させると、複数の声部間で共有可能な休符をFinaleが判断し、自動的に1つにまとめて表示してくれます。

(7)スコア譜とパート譜とで独立して調整できる項目が増加

赤丸で囲んだ箇所のように、スコア譜に影響を与えずにパート譜のみ道具箱ツールでの連桁調整が可能
赤丸で囲んだ箇所のように、スコア譜に影響を与えずにパート譜のみ道具箱ツールでの連桁調整が可能(クリックで拡大)

パート譜の作成には欠かせないパートリンク機能。スコア譜とパート譜の内容は互いに同期されていますが、場合によってはスコア譜だけあるいはパート譜だけ独立して異なった調整をしたい場合があります。そのような時に用いる「リンクを解除」機能の対象に新たに道具箱ツールでの編集項目が加わりました。

(8)変形図形を拍に割り当て可能に

変形図形を拍に割り当て可能に
変型図形を配置する際、拍のガイドが表示され自動的に適切な長さに調整されるので、他のパートと縦の線を合わせるのも容易

松葉型クレッシェンドやオクターブ記号などの変形図形はこれまで小節に付随していていましたが、Finale 2014ではこれらの変形図形を拍単位に割り当てられるようになりました。不揃いな長さになりがちな変形図形も自動的に最適なサイズに調整する機能も搭載。


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(9)パーカッションマップの設定がより簡単に

多くのFinaleユーザーを悩ませていたことの一つにパーカションマップの設定の煩雑さが挙げられます。
Finale 2014の「パーカッション・レイアウト設計」のパネルではいくつかの項目が追加され、より快適にパーカッションの設定を行うことができるよう配慮されました。

(10)HumanPlaybackがより快適に

プレイバック時に人間的な表情を加味する人工知能HumanPlayback。これまでHumanPlaybackのエンジンは外部プラグインとして機能していましたが、Finale 2014からはFinaleの内部機能として動作するようになり、処理速度の向上をもたらしました。

(11)トラックパッドでのズーム操作やフルスクリーンモードに対応(Mac)

トラックパッドでのズーム操作により編集中の画面の拡大縮小が行えるようになりました。
また、デスクトップ領域を最大限に活かせるフルスクリーンモードにも対応。これにより特にノートパソコンでの操作性が飛躍的に向上します。



(12)Garritanの音色追加でリアリティに磨きをかける

新しく以下の音色が追加されました。特殊管や特殊奏法の音色も含まれ、よりリアルなプレイバックサウンドをお楽しみいただけます。

・Alto Flute ・Banjo ・Bass Flute
・Celtic Harp ・Fife ・Full Strings Col Legno
・Eb Clarinet ・Snap Pizz ・Contrabass Clarinet
・Ethereal Orchestra 1 ・Octave Winds Mix ・Supernatural Orchestra
・Silvery Winds ・Basic African Percussion ・Silvery Choir
・Earth Drums ・Piccolo Trumpet ・Percussion Toys!
・Euphonium solo ・Tablas ・Flugelhorn
・Steel Drums

全ての音色はこちら(PDF)からご確認いただけます

(13)スキャン入力の精度が向上

Finaleに付属する楽譜スキャンユーティリティ「SmartScore Lite」が「X2」にバージョンアップしました。スキャン入力時の認識精度の向上が期待できます。


この他にも、メニューが整理されて合理的になったり、これまで見られた不具合のいくつかが修正されたりと、目に見えない進化も多数あります。新たなステージへと踏み出すFinale 2014にぜひご注目ください。


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