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Finale 2011のユーザーインタフェース変更項目

歌詞シラブルのハンドル

Finale 2010以前ではシラブルは一度に1拍しか表示されませんでしたが、Finale 2011ではすべてのシラブルが同時に表示可能になりました。さらに、割り付け先を示すインジケータが表示され、一段と編集しやすくなりました。歌詞をご参照ください。

歌詞のスペーシング

歌詞を割り付けた音符に対して、特別な設定なしに以下のような高度なスペーシング処理がおこなわれるようになりました。

新しくなった文字メニュー(歌詞ツール選択時)(スペースとハイフンの入力機能を追加)

〔歌詞〕メニューが新しくなりました。歌詞ツールを選択すると〔歌詞〕メニューと〔歌詞〕ウィンドウが表示され、楽譜上または〔歌詞〕ウィンドウですぐに歌詞の編集を開始できます。〔歌詞〕ウィンドウのメニューを使ってスペースとハイフンを挿入できます。文字メニュー(歌詞ツール選択時)をご参照ください。

音引き線

歌詞の入力に合わせて自動で音引き線が表示されます。〔音引き線〕ダイアログボックスの項目名「以降に歌詞がなくても自動的に音引き線を引く」が「アンダースコア「_」をタイプしたときのみ使用」に変わりましたが、機能に変わりはありません。

新しい表示カラー

Finaleのデフォルトの表示カラーが変更になりました。プログラム・オプション-カラー表示をご参照ください。

五線および五線グループの数を縮小

編集時のハンドルを必要最小限に減らすことによって、五線、組段、五線グループを編集するときに明瞭に識別でき、操作しやすくなりました。

「組段の最適化」という手法を「空の五線を隠す」という機能に変更

Finale 2011で採用しているページ最適化の方法は、今までのやり方と比べて次のような利点があります。

Finale 2011より前のバージョンで作成されたFinaleファイルをFinale 2011で開くとき、最適化処理により隠れている音符が見つかると、〔隠された音符の処理〕ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスを使って、隠された音符を表示するかどうかを選択できます。〔隠されたままにする〕を選択した場合は、対象小節に自動的に楽譜スタイルが適用され、「強制的に隠す」処理がおこなわれます。〔プログラム・オプション-開く〕ダイアログボックスにも、隠された音符のコンバートに関する設定項目があります。

五線グループとグループ括弧

五線グループを小節範囲に割り当てできるようになりました。Finale 2010で組段の最適化が実行され、その組段に手動で作成した括弧が付いている場合、このファイルをFinale 2011で開くと、それぞれの括弧が個別に定義されます。Finale 2011で個々の組段ごとに括弧を設定する方法については、組段ごとに括弧を変更するにはをご参照ください。

特定の領域でグループ化を解除するには、小節範囲を選択して、〔五線〕>〔グループ〕>〔グループ化解除〕を選択します。五線 / グループ / グループ化解除をご参照ください。

〔グループ属性の再編集〕プラグインは削除されました。

「空の五線を隠す」という新機能の導入にともない、このプラグインは不要になりました。五線メニューおよびグループ属性ダイアログボックスをご参照ください。

フォルダ構成の変更

1台のコンピュータを複数のユーザーが使用する環境に対応し、かつアクセス権の問題を避けるため、Finale 2011では、アプリケーション固有のファイルがインストール先ドライブの様々な場所に保存されるようになっています。Finaleの各種フォルダ/ファイルの保存場所一覧については、Finaleインストール先フォルダの詳細をご参照ください。プログラム・オプション-フォルダもあわせてご覧ください。

〔五線の特性〕ダイアログボックスと〔五線の間隔変更〕ダイアログボックス

〔五線の特性〕ダイアログボックスでスクロール表示時の五線位置を確認する作業が不要になりました。Finale 2011では、(ページ表示の場合)五線と直上の五線の間の距離が楽譜に表示されます。スクロール表示時には、すべての組段について、五線と直上の五線の間の距離が表示されます(ページ表示とスクロール表示の間で五線間距離の設定は連動しません)。また、Finale 2011では、プラスの値で五線間距離を指定するようになりました(マイナス値を入力しても、自動的にプラスの値に変換されます)。〔五線の間隔変更〕ダイアログボックスでは、(楽譜全体だけでなく)選択した組段に対して設定を適用できます。このダイアログボックスを使って、スクロール表示時の五線間隔をページ表示の五線間隔に適用するように設定することもできます。

〔五線の並び替え〕と〔五線の自動並び替え〕

〔五線〕メニューの〔五線の自動並び替え〕は削除されました。Finale 2011では、五線の並び替えはすべて自動でおこないます。五線のドラッグにより順序がばらばらになる心配はありません。五線の並び順を指定するには、〔五線の並び替え〕ダイアログボックスを使います。

新しいFinale AlphaNotesフォントに対応するための変更

スコア譜またはパート譜の特定のピッチにAlphaNotesの符頭キャラクタを割り当てることができます(ファイル別オプション-音符/休符および特殊な符頭ダイアログボックスをご参照ください)。〔音名で指定〕 ドロップダウンリスト から音名を選択し、その音名に割り当てる符頭キャラクタを選択します。Finale AlphaNotesフォントをご参照ください。

メニューの追加

文字メニュー(歌詞ツール選択時)の項目のほかに、以下のメニュー項目が追加されました。

メニューの変更

変更されたメニュー項目は次のとおりです。

 

 

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