プログラム・オプション-開く
【このダイアログボックスを表示するには】
〔編集〕メニューから 〔プログラム・オプション〕を選び、〔開く〕を選択します。
【機能について】
〔開く〕欄では、Finaleが様々なファイルを開くときの動作に関するオプションを設定します。
注: このコンバートを実行すると、発想記号の注釈や楽譜スタイル名に使用されている日本語が文字化けします。ファイルにウムラウトなどの文字が使用されていない場合は選択しないでください。
旧バージョンのファイルを「名称未設定」として開く このオプションはデフォルトで選択されています。このオプションが選択されている場合、Finaleは古いバージョンのFinaleで作成されたファイルを名称未設定のファイルとして開き、保存する前には名前を入力する必要があります。この操作により、不意に古いファイルを上書きすることを防止し、古いバージョンのFinaleでの読み取りができなくなることを防止します。
旧バージョンのファイルをコンバートするときに確認メッセージを表示する このオプションはデフォルトで選択されています。Finaleは、古いファイルが変換された後にメッセージを表示します。先に進む前にこのメッセージの〔OK〕をクリックする必要があります。この機能は前のバージョンからファイルが変換されたことを知らせるものです。しかし、ドラッグ&ドロップで複数の古いファイルを一度に変換する場合などは(オリジナル・バージョンのバックアップがある場合に)気にする必要がありません。そのような場合は、〔OK〕をクリックします。このチェックボックスの選択を外すと、ファイルを変換するときに警告メッセージは現れますが、確認の必要がなくなります。この機能を使う際には十分注意してください。
旧バージョンのファイルはHuman Playbackスタイルをスタンダードに設定 このオプションを選択すると、旧バージョンのFinale(Finale2003以前)で作成されたファイルを開いたとき、Human Playback機能が自動的に有効になります。詳しくはプレイバック設定ダイアログボックス をご参照ください。
テンプレートファイルを「名称未設定」として開く このオプションはデフォルトで選択されています。このオプションが選択されているとき、Finaleはテンプレート・ファイルを名称未設定ドキュメントとして開き、保存する前には名前を入力する必要があります。この操作により、不意に古いテンプレートを上書きすることを防止し、古いバージョンのFinaleでの読み取りができなくなることを防止します。しかし、(テンプレート・ファイルに変更を加えるときなど)テンプレートをその元の名前で開きたい場合は、この項目の選択を外すことによってそのまま上書きすることが可能になります。この機能を使う際には十分注意してください。
他のOSからのファイルの欧文特殊文字を自動的にコンバート・作業内容を表示する 〔他のOSからのファイルの欧文特殊文字を自動的にコンバート〕にチェックを付けると、“e”や“o”などの非英語圏の文字や固定スペースなどのASCIIコードの後半に割り当てられている特殊なキャラクタを、お使いのシステム上で正しく取り扱うことができるように、Finaleが自動的に変換します。自動変換に失敗した場合は、問題があるキャラクタを“?”記号で表示します。また、Finaleはテキストフォントのみをチェックします。MacSymbolFonts.txtファイルで定義されている記譜用フォントあるいはシンボルフォントは、チェックの対象にはなりません。MacSymbolFonts.txtファイルの構成 をご参照ください。〔作業内容を表示する〕にチェックを付けると、チェックされたテキスト項目、変換された項目、その他変換時の作業内容などの一覧が表示されます。
注: このコンバートを実行すると、発想記号の注釈や楽譜スタイル名に使用されている日本語が文字化けします。ファイルにウムラウトなどの文字が使用されていない場合は選択しないでください。
つねに削除した項目の完全破棄を行う・作業内容を表示する 〔つねに削除した項目の完全破棄を行う〕にチェックを付けると、ファイルを開くときにFinaleのファイル・メンテナンス(削除項目の完全破棄を含む)がおこなわれます。ファイル・メンテナンスダイアログボックス をご参照ください。〔作業内容を表示する〕にチェックを付けておくと、処理の完了時に〔削除された項目〕ダイアログボックスが表示されます。削除された項目ダイアログボックス をご参照ください。
シンボルフォント・リストをファイルに自動的に適用 このオプションを選択すると、開いたファイルに使われているフォントがシンボルフォント・リストにない場合に、シンボルフォント・リストが自動的に適用されます。フォントをシンボルフォント・リストに追加する方法については、MacSymbolFonts.txtの構成 をご参照ください。
ファイルメニューに表示させる最近使ったファイルの数 〔ファイル〕メニューに表示する、最近使ったファイルのファイル数を変更できます。
旧ファイルのタイのコンバート:PostScript 表示優先・画面表示優先・コンバートの度に尋ねる これらのオプションは、Finale 3.7以前のファイルを変換するとき、タイをどのように扱うかを定義するのに使用されます。Finale 3.7以前のバージョンでは、タイは、PostScriptプリンタで印刷された時と画面上では違った形で表示されていました。Finale 97以降のバージョンではこの違いはなくなりましたが、古いファイルを開く場合、画面上での表示を優先するか、PostScript表示を優先するかのどちらかの方法で変換されます。〔コンバートの度に尋ねる〕チェックボックスを選択すると、旧ファイルの変換時にタイの変換方法について確認することができます。
隠された音符のコンバート:表示する・隠したまま・コンバートの度に尋ねる Finale 2010以前のバージョンからコンバートしたファイルを開くとき、組段のにより非表示にされた音符を含む五線を表示するかどうかを指定します。音符を隠す目的で意図的に最適化されているのでなければ、〔表示する〕を選択してください。音符を隠したままにしたい場合は、〔隠したまま〕を選択してください(一般に、音符を表示せずにプレイバック効果をかける目的で音符を非表示にします)。〔隠したまま〕を選択した場合は、旧バージョンで組段の最適化により隠された五線に対して、楽譜スタイル が自動的に適用されます。〔隠したまま〕を選択した状態で楽譜ファイルを開き、スクロール表示 にすると、隠されていた小節が表示されます。スクロール表示にして五線ツール を選択すると、隠された小節の上に楽譜スタイルの明示部分が表示されます。楽譜スタイル名が表示されていなければ、〔五線〕メニューから〔楽譜スタイル名の表示〕を選択してください。自動的に隠された小節には、楽譜スタイル名「隠された五線(コンバート時に自動作成)」が表示されます。〔コンバートの度に尋ねる〕にチェックを付けた場合、旧バージョンのファイルをコンバートするとき、音符を持つ最適化処理された五線が見つかると、〔隠された音符の処理〕ダイアログボックス が表示されます。
参照:
ファイル / 開く
編集 / プログラム・オプション