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第4回 ミート・アップ〜実況レポート

ユーザー参加型イベント《Finale ミート・アップ》の第4回目が、2013年10月29日(火)に開催されました。
《Finale ミート・アップ》では、開催ごとにテーマを設け、そのテーマに興味を抱かれたユーザーの皆様にお集りいただくというコンセプトで企画しております。


今回のテーマは「オーディオ・インターフェイスでプレイバック音質が向上するってホント?」ということで、オーディオ・インターフェイスについて知識を深めたい方や、導入を検討されている方々にお集りいただきました。

会場はいつもの通りエムアイセブンジャパンが運営する《m-Ex Lounge》ですが、今回はテーブルを片付けて椅子をシアター型に配置、ミート・アップでは初の試みとなりました。

今回お集りいただいたのは、男性7名、女性2名の計9名。年齢層は50歳代以上の方が多くこれまでのミート・アップの中では最も平均年齢が高い様子でした。皆さん「良い音」でFinaleのプレイバックを楽しみたいということに強いこだわりをお持ちの方々です。

さて、今回のプログラムは、大きく分けて

  1. オーディオ・インターフェイスとは?
  2. 実機試聴
  3. Finaleのプレイバック音質を向上させる方法
  4. PCオーディオの紹介
といった内容で構成されました。

プログラム(1)では、オーディオ・インターフェイスとはそもそも何のための装置かという点についてご説明し、オーディオ・インターフェイスを導入することでどのようなメリットや拡張性が得られるかについて意見を交換しました。オーディオ・インターフェイスとは、簡単に言えば「マイクやスピーカーなどの音響機器とコンピューターをつなぐ装置」であって、現在主流となっているコンピューター・ベースでの「レコーディング・システム」や「再生システム」を形成するうえで重要な役割を担っています。

プログラム(2)の実機試聴コーナーでは、運営側で用意した2台に加えお客様に持参いただいた2台、あわせて4台の機種を試聴することができました。
同じコンピューター、同じスピーカーを用いて、Finale 2012で作成したオーケストラの曲をプレイバックさせてみます。

試聴機その1:PreSonus「AudioBox 22VSL」
試聴機その2:RME「Babyface」
試聴機その3:ROLAND「QUAD-CAPTURE」(お客様ご持参品)
試聴機その4:Native Instrumens「KOMPLETE AUDIO 6」(お客様ご持参品)

PreSonus AudioBox 22VSL
RME Babyface

「AudioBox」「QUAD-CAPTURE」「AUDIO 6」は同じくらいの価格帯の機種で、「Babyface」は他の3機種に比べるとハイグレードの機種です。このような聴き比べを試すこと自体なかなか稀なケースですが、実際に聴き比べてみたところ想像以上に違いが感じられることに 、ご来場の方々だけでなく私たちも驚いてしまいました。どの機種も甲乙つけがたく、それぞれ特徴的な音がします。「Babyface」については格上なだけあって、とてもクリアーで次元の違うサウンドを味わうことができました。

プログラム(3)の「Finaleのプレイバック音質を向上させる方法」では、まずFinale側の設定としてマスターエフェクトを調整したり、Garritan音源のプレイヤー「Aria Player」内の「EFFECTS」を操作する方法があるということをご紹介しました。

また、オーディオ・インターフェイスには中級クラスの機種になると専用のミキシング・ソフトウェアが付属していて、このソフトウェアを通じてインターフェイスからの出音を調整することができます。簡単にリバーブ効果をかけられたり、高度なものになるとイコライザ調整など業務レベルで活用される本格的な機能も搭載しています。


プログラム(4)では、RME輸入代理Synthax Japanの坂本氏より「PCオーディオ」の世界についてご紹介させていただきました。PCオーディオとは、平たく言えば「パソコンで音楽を再生して聴くこと」ということになりますが、ポイントはパソコンではCDには収めきれない高音質・大容量のオーディオデータを扱えること。特に最近注目が高まっている「ハイレゾ音源」を再生する環境構築のため、オーディオマニア達が高級なオーディオ・インターフェイスをこぞって買い求めているのだそう。

実際にハイレゾ音源の試聴も行なって、その豊かな臨場感を体感いただいたりもしました。PCオーディオについては、Finaleとは直接は関係のない話題だったにもかかわらず、参加者全員が最後まで興味津々に耳を傾けられていたのが印象的でした。たっぷりの内容で進行して参りました第4回ミート・アップですが、今回も予定時刻を大幅に超過しての閉幕となりました(笑)。

次回のミート・アップもどうぞお楽しみに!


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