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第2回 ミート・アップ〜実況レポート

今回のテーマは【学校の先生いらっしゃい!テスト問題やテキスト、どうやって作ってますか?】です。参加対象を「音楽教師・講師の方」と限定させていただき、ご多忙にもかかわらず10名の先生方にお集りいただきました。


会場は、エムアイセブン・ジャパンが運営する《m-Ex Lounge》。

今回お集りいただいたのは、男性3名、女性7名の計10名。なんとこのイベントために青森から駆けつけてくださった先生もいらっしゃいました。また、 過去のイベントにも参加されて既に顔なじみの方もちらほら…。皆様のたゆまぬ向上心に脱帽しきりです!

さて、今回のプログラムは、(1)Finaleで作れるテキストいろいろ実例紹介(2)来場者に持参いただいた自作テキストの実例を皆で見ながら、苦労した点等を語ったりより効率的な作成テクニックを紹介(3)ミニセミナー、といった内容になりました。

テキストの実例紹介です。単に演奏用の楽譜を作るだけではない、 Finaleが表現できる可能性を示唆するサンプルファイルを十数種類ご覧いただきました。五線や記号を生徒に書かせるワークシート、フラッシュカード、クイズ感覚で音楽記号の形と意味を線で結ぶテスト問題など、初学者向けの教材として活用できそうです。

音楽記号を辿りながら進む迷路や、音楽記号ビンゴ、数字パズル「数独」の音楽版。これらも Finaleの記譜機能を駆使して作成されています。このあたりは「わざわざ Finaleを使わなくても…」という声が聞こえてきそうですが、ワープロや表計算ソフトでは音楽記号を整然と配置するのは意外に難しいものです。授業内でのレクリエーション等に使えそうです。

下の写真は、カード状になった曲の断片を繋ぎ合わせて曲を作っていくゲーム。

音大受験対策など高等問題向けテキストの一例。これは2音間の度数を答えるテスト問題です。まずプリントアウトしたものを答案用紙として受験者に配布。コンピューターと教室のスピーカーを繋げておきプレイバックボタンをクリックすると、設問の音を3回鳴らしたあとに次の問題へと自動的に進み、順次設問の音を再生していきます。最後までプレイバックが終了すると同時に試験も終了、あとは答案用紙を回収するだけという、試験実施の際に先生の手間を軽減してくれるファイルです。

これはジャズのアドリブ演奏をトレーニングするためのファイルです。楽譜上にはコードネームとフレーズの断片が記されていますが、ただそれだけではありません。このファイルには伴奏パートが非表示で入力されているのです。プレイバックボタンをクリックすると格好いいバックバンドが演奏を始めるので、その伴奏に合わせてアドリブの練習をします。これこそまさに「音の出るテキスト」です。

この他、ハンドベルチャートを一瞬で作成できるプラグインの紹介や、 Finaleで作成した譜例を一部分だけ取り出して別のワープロソフト等に貼付ける方法などをご紹介しました。

また、テキストを自由自在に作るために理解しておきたい機能として「ページ・フォーマット」「ページの再フォーマット」「組段マージン編集」「マージン同士の衝突を避ける」の各機能についてのレクチャーも行いました。

ミートアップ後半では、参加者の皆様に持ち寄っていただいた自作テキストを見ながら、より効率のよい作法を議論したり、即席質疑会が自然発生したりなど、終始リラックスした雰囲気の中、無事に第2回ミート・アップを締めくくることができました。

第3回目は2013年9月25日、【Finaleの操作方法、というより楽譜浄書の知識を深めたい人集まれ!】というテーマでディープに語り合えればと考えております。次回のレポートもどうぞお楽しみに!

▼セミナーで使用したファイルの一部を下記よりダウンロードいただけます。
(バージョン2012形式ですので、2011以前の方はNotePad 2012をお試しください)



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