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連載「ご存知ですか? MakeMusicのこと」番外編
NAMM SHOW 2013レポート vol.1

いざMakeMusicブースへ

会場はDisney Landに隣接するAnaheim Convention Center。会期中はその全館が音楽一色に染まります。今回のNAMM SHOW 2013には、およそ1,400もの企業がブースを出展。とても全部見て回れる数ではありません。ホールAからEまでの5つのホール、さらに競技アリーナや隣接するホテルのボールルームも利用してブースが所狭しと並んでいます。ホールAの6210番ブースに、我らがMakeMusicのブースはありました。

展示やイベント

ブースでは、MakeMusicの主要製品であるFinaleファミリーやGarritanそしてSmartMusicの展示が行われ、30分置きに色々なデモンストレーション/セミナーが行われていました。

セミナーに登場したのは、Tipsビデオでもお馴染みのTom氏。ユーモアあふれる説明で、来場者を和ませます。(左画像)

オシャレなスタンドを使ってiPadアプリ『Finale SongBook』を展示。今年のNAMM SHOWではどのメーカーもiPadを始めとするモバイル端末を駆使した製品が目立ちました。(右画像)

ブランド・イメージの一新

ここまで見て、「おや?何かイメージが違う」と思われた方はかなりのFinale通です。
そう、MakeMusicの企業ロゴやFinaleの製品ロゴが変わったのです!同時に、Garritan、SmartMusic、MusicXMLなどMakeMusicの全ての製品ロゴも変更になりました。(左画像)

今回来場者に配布されたのは下の写真に映っている資料(プレスキット)。MakeMusicはライトグリーン、Finaleはエメラルドグリーン、Garritanはブラック、SmartMusicはオレンジ、MusicXMLはグリーンというようにそれぞれのブランド・カラーを使った新しいカタログ類が提供されました。 (右画像)

なお、今回配布された資料は公開されていますので、詳しくご覧になりたい方は下記よりダウンロードしてください。
MakeMusicプレスキット(PDF)をダウンロード

新製品の発表はあったのか?

さて、気になるのがMakeMusicからの新製品情報ですよね。
1つ目は『Garritan ULTIMATE COLLECTION』。今までに発売されている6タイトル「Instant Orchestra」「Jazz & Big Band 3」「World Instruments」 「Personal Orchestra 4」「Classic Pipe Organs」「Concert & Marching Band 2」のすべてを1つにまとめた完全パッケージ。提供方式は特製USBメモリーで、1つずつ購入するよりも350ドル以上お得!と謳っています。(日本での発売時期未定)

続いては『Garritan HARPS』です。ハープのすべての弦を1本1本レコーディングしたという徹底ぶりや、ハープの特徴的な奏法であるグリッサンドをはじめ、様々な特殊奏法をリアルに再現可能。もともとGarritan氏はハープ奏者であったことからも、このライブラリへの力の入れようが窺えます。『Garritan HARPS』は第1四半期にリリースするとのこと。(日本での発売時期未定)

そして、MakeMusicが半年以上をかけてレコーディングおよび開発を進めてきた『Garritan Abbey Road』。Abbey Roadとは、ビートルズ他多数のアーティストが愛したロンドンのAbbey Road Studiosのこと。スタジオに収蔵されるユニークな楽器のサウンドを再現する、価値の高いライブラリになるとのこと。こちらは発売時期など詳細は未定です。(日本での発売未定)

Finale関連のニュースは?

SongBookでは先取りしてこの新しいロゴが使われていたのですね。

ここまでGarritanの新製品情報ばかりでしたが、Finaleファミリーの方はどうでしょうか。

・・・残念ながら、今回のNAMM SHOWではFinale関連の新製品情報はありませんでした。しかし、MakeMusic社員との対話で、既に次期バージョンのFinaleの開発が順調に進んでいることは明かしてくれました。一番興味深い新機能についてはまだベールに包まれていますが、今わかっていることは、Windows版の次期バージョンはXPとVistaをサポートする最後のバージョンになること、Mac版は次期バージョンにてPowerPCとOS 10.5のサポートを終了することです。2013年はFinaleにとって「25周年」を迎える記念の年、新しいブランド・イメージを身にまとって登場する新バージョンの発表が今から楽しみです!


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