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「知る」


連載「ご存知ですか? MakeMusicのこと」 vol.1

MakeMusic本社ゲートより撮影

Finaleの開発元であるMakeMusic, Inc. は、アメリカのミネソタ州ミネアポリスにあります。
ミネソタ州はアメリカ中西部の北に位置しカナダ国境と接する州。そのミネソタ州最大の都市がミネアポリスです。人口はおよそ360万人で全米の中でも主要な都市の一つとして数えられています。 ミネアポリスは古くから経済や交通の拠点として発展しながらも、緑や湖などの豊かな自然に囲まれ、スポーツや芸術などの文化活動も非常に盛んです。

適度な喧噪と大自然が調和する街、ミネアポリス郊外にMakeMusicの本社は位置します。
社屋は平屋でとても広く、快適そうです。この中で100名を超えるスタッフが勤務され、開発、セールス、マーケティング、サポート、アカウント、ロジスティック、全ての運営が行われています。ここから全世界にFinaleが発信されているわけですね。

古くからのFinaleユーザーであれば、「Coda Music Technology」という社名を覚えていらっしゃるかもしれません。このCoda社はMakeMusicの前身にあたる会社です。Coda社は1989年に操業しFinaleの販売を開始、2003年にはMakeMusic!(当時は「!」が付いていた)にブランド名を変更して拡大路線を進めていきます。 2006年に再び企業ロゴを一新、今ではNASDAQに上場しソフトウェア業界では中堅規模の企業となっています。

ソフトウェア『SmartMusic』

MakeMusicでは、Finaleファミリーの他に、楽器練習支援ソフトウェアの『SmartMusic』、Finaleの付属音源としてもおなじみの『Garritan Virtual Instruments』そして楽譜データ形式の共通規格である『MusicXML』を製品ラインとして保有しています。

そして、「To develop and market solutions that transform how music is composed, taught, learned, and performed.」(自分たちの開発した製品によって作曲、教育、パフォーマンスを変革していく)を会社のミッションとして掲げています。特徴的なのは「音楽教育」の部分でしょう。Finaleファミリーもそうですが、楽器を練習するための伴奏を作ったり演奏内容を評価するシステムが搭載された『SmartMusic』はアメリカの多くの教育機関で支持されているとのこと。

日本語版パッケージも陳列していただいてます ところで、Finaleは日本語以外に、イタリア語、ドイツ語、フランス語にも翻訳されています。 MakeMusicの社内には各国版のFinaleのパッケージが飾られています。下の写真に写っているセールスディレクターのロジャー・ウィリアムズ氏は「もっと沢山の言語に対応させて、Finaleの素晴らしさを全世界に伝えていきたい」と語っていました。


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