Aria Player for Finale
【この機能を使用するには】
〔MIDI/Audio〕 メニューから〔Audio Unitsバンク/エフェクト〕 を選択します。
いずれかのチャンネルグループから〔Instruments for Finale 2012 〕などのAU プラグインを選択して、
そのチャンネルグループの〔編集〕 をクリックします。
または
〔ウィンドウ〕 メニューから〔スコア・マネージャー〕 を選択します。〔MIDI/Audio〕 メニューの〔プレイバックにAudio Units を使用〕 にチェックが付いていることを確認してください。
各楽器の〔プレイバック音源〕 欄で〔ARIA Player〕 を選択します。
右の欄(〔音色〕 の下)で〔プレイバック音源を編集〕 をクリックします。
【機能について】
Audio Units によるプレイバックを選択し(〔MIDI/Audio〕 メニューの〔プレイバックにAudio Units を使用〕 を選択)、Finaleに付属のGarritan音源を使用している限り、Aria Playerでのサウンドの割り当ては自動でおこなわれます。例えば、セットアップ・ウィザードで新規ファイルを作成したり、スコア・マネージャーでサウンドを追加、変更したりしたときは、自動でGarritanの音色が割り当てられます(ただし、〔サウンド・マップの優先順位〕ダイアログボックスでGarritanサウンド・マップの優先順位を一番上に設定する必要があります。サウンド・マップ をご参照ください)。
サードパーティ製のAudio Units サウンドライブラリを使用する場合は、Aria Playerを使って手動でサウンドを割り当てる必要があります(サードパーティ製のサウンドライブラリにはFinaleのサウンド・マップに相当するマップがないためです)。特定の楽器に対してサウンド・マップの割り当てを変更する場合も、Aria Playerを使って手動で割り当てをします。また、Aria Playerの画面を表示して、ある音色のキースイッチ の範囲を確認することももできます。Aria Player for Finaleの画面では、Finaleに付属のGarritan音源の音色をFinaleチャンネルに手動で割り当て、各楽器の音域とキースイッチの範囲を確認し、個々の音色の属性を調整することができます。
ただし、〔プレイバックサウンドの再割り当て〕を選択すると、〔サウンド・マップの優先順位〕ダイアログボックスの設定が優先され、Aria Playerで手動で割り当てたサウンド設定は無効になります(詳しくはMIDI/Audio / プレイバックサウンドの再割り当て をご参照ください)。
Ensembles 楽器セットの保存と読み込みをおこないます。これにより、Finaleファイル間でAria Playerの設定を移すことができます。
[チャンネル1 - 16] Finaleの各バンクは16チャンネルあり、16個のボックスにFinaleのチャンネルを割り当てます。Finaleの〔Audio Units 〕ダイアログボックスはAria Playerを8つまで読み込めるので、最大で128の楽器を読み込むことができます。
新しい楽器を読み込むには、空のボックス (または読み込んだ楽器の名前)>〔GOP〕 >〔Notation〕 の順に選択して、ポップアップメニューから楽器を選択します。「Notation」と表示された楽器は、特にFinaleのHuman Playback 機能で使うことを意図して作成されています。
複数のAria Playerを読み込んだ場合、Aria Player画面のChannel 1は、各チャンネルグループの先頭チャンネルを表します。例えば、〔Audio Units バンク/エフェクト〕ダイアログボックスのチャンネル17-32に〔Garritan: ARIA Player〕を指定した場合、Aria Playerの画面に表示されるChannel 1は、FinaleのChannel 17に相当します。Channel 17の楽器を使用するパートは、スコア・マネージャー でチャンネル17に設定する必要があります。
[ボリューム] 2つのスライダーを使って、MIDIコントローラーデータを調節します。#7はボリューム、#10はモジュレーションホイールです。このコントローラーを使わずに、Finaleのミキサー画面でボリューム、パンニングなどを管理することもできます。ミキサー をご参照ください。
[キーボード] Aria Playerは、楽器音を出すバーチャルキーボードを搭載しています。キーボードのキーをクリックして音色を確認できます。MIDIキーボードを接続していれば、MIDIキーボードから発音させることもできます(これをおこなうにはMIDI Thruをオンにする必要があります。詳しくはMIDIスルーダイアログボックス をご参照ください。さらに、〔MIDI/Audio〕メニューの〔プレイバックにAudio Units を使用〕を選択する必要があります)。キーボードのキーを押しても音が出ないときは、モジュレーションホイールを上に回してください。画面のキーボードには、楽器の音域とキースイッチ用のキーも表示されます。キースイッチ をご参照ください。
コントロール Aria Player画面の右にある〔Controls〕タブをクリックすると、いくつかのダイヤルが表示されます。
Porta (CC20) 管楽器とストリングス楽器に対して、ポルタメント(なめらかにスライドする機能)を調節します(CC#18)。スライドを標準特性とするトロンボーンやストリングスなどでは、この機能は特に有用です。別の管楽器でも、大きく異なる音程まで滑らかに移行する動きを表現したいときに使うと便利です。
Length (CC21) 音符の音価を調節します。
VAR1 (CC22) イントネーションの不規則な変動を導入します。特に、実際の演奏者が音符間の正確なイントネーションを演奏できないようなテンポの速いフレーズでこの機能を使うと、大きな効果が得られます。
VAR2 (CC23) 音色の不規則な変動を導入します。この2つの〔VAR〕コントロールは、急テンポで反復音を演奏するときの不快な“マシンガン”効果を除去するのに大きな効果があります。〔VAR〕コントロールを適切に利用すれば、金管楽器の自然なダブルタンギングやトリプルタンギングも表現できます。
ModWhl(CC1) モジュレーションホイールを調節します。
About 〔About〕をクリックすると、Aria Playerに関する情報が表示されます。〔Get More Sounds〕をクリックするとGarritanのWebサイトが開き、別のサウンドを入手できます。
Note. 演奏にリバーブをかけるには、〔Audio Units バンク/エフェクト〕ダイアログボックスにある〔Ambience Reverb〕オプションを使います。
参照:
Audio Unitsバンク/エフェクトダイアログボックス
GPOとHuman Playbackのチュートリアル