【このダイアログボックスを表示するには】
〔ウィンドウ〕メニューから〔上級者用ツールパレット〕を選択します。〔MIDI〕ツールをクリックします。〔MIDIツール〕メニューから、〔ベロシティ編集〕を選択します。(選択範囲が1つの五線内の場合は、ここでダブルクリックすると〔MIDIツール〕分割ウィンドウが表示されます。)〔MIDIツール〕分割ウィンドウで作業している場合は、グラフ表示エリアでドラッグして囲むか、各音符のハンドルをクリックしてMIDIデータの編集をおこなう範囲を選択します。〔MIDIツール〕メニューから、〔各拍ごとに設定〕を選択します。
【機能について】
この〔各拍ごとに設定〕ダイアログボックスでは、小節の各拍を値の変更の対象にすることができます。
例えば、〔ベロシティ編集〕を選択した場合、選択範囲内のそれぞれの小節に対して、強拍のみを50%大きな音量で、それ以外の拍は変更なしにプレイバックするように設定することなどができます。
3つのテキストボックスに入力する値の効果は、〔絶対値で指定〕か〔パーセントで指定〕ボタン(後述)の選択により異なることに注意してください。例えば、選択範囲のすべての強拍のベロシティを2倍(200%)にしたい場合、〔パーセントで指定〕ボタンをクリックして〔強拍〕のテキストボックスへ「200」と入力します(この場合、元のそれぞれの音符間のベロシティの相対的比率は保たれます)。しかし、すべての強拍へ同じ値のベロシティを加算(従って、元の音符間のベロシティの相対的比率は保たれません)したい場合は、〔絶対値で指定〕ボタンをクリックして〔強拍〕のテキストボックスへ適当な値を入力します。
このテキストボックスへ数値を入力することにより、選択範囲内のそれぞれの小節の弱拍のみのベロシティ(あるいは音の始まりと終わり)の値を増減することができます。
このテキストボックスへ数値を入力することにより、選択範囲内のそれぞれの小節のすべての裏拍のベロシティの値を増減することができます。(各裏拍の音の始まりとその1つ手前の音符の音の終わりの両方が同時に編集されます。)
この機能のもっとも効果的な使用法の1つは、各裏拍のプレイバックをわずかに遅らせて「ハネた」リズムを表現することです。例えば、このボックスに “171” と入力すると、いわゆる3連符のスウィングにすることができます。
参照:
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