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instrument.txtファイルの構成

セットアップ・ウィザードおよびトレーニング・ウィザードでは、この「instrument.txt」ファイルを利用して、使用する楽器とその並び順などを決定します。

五線名に記譜用フォントを使用してシャープやフラットを表示したい場合は、それぞれフラットは「^flat()」、シャープは「^sharp()」、ナチュラルは「^natural()」を入力してください。例えば、Bb Clarinetを表記したい場合は、「B^flat() Clarinet」とタイプします。

Finale 2011では、それぞれのバンクに対して128を加算することにより、次のバンクに含まれるプログラムチェンジを指定できます。例えば、バンク1含まれるプログラムチェンジ2を指定する場合は、128(バンク0)+128(バンク1)+2(プログラムチェンジ)となり、その合計である「258」を指定します。

 

[INS:Intrument]

これらのセクションには[INS:Flute]など特定の楽器についての詳細な情報が含まれています。

DisplayName = セットアップ・ウィザードの2ページ目に表示される名前

Name = 正式五線名

Abbr = 省略五線名

useKeySigs = 調号の使用、不使用(1=使用、0=不使用)

Transposition = 半音単位による上昇または下降の移調設定

(例:12 =1オクターブ上昇、0=なし、-12 =1オクターブ下降)

TransClef = 移調楽器のための音部記号の種類

(treble(ト音記号)、bass(ヘ音記号)、alto(アルト記号)、treble8vb(ト音記号オクターブ下)、percussion(パーカッション記号)、tenor(テノール記号)、baritone(バリトン記号)、bass8vb(ヘ音記号オクターブ下)、frenchviolin(フレンチバイオリン記号)、cbaritone(バリトン(ハ音)記号)、mezzosoprano(メゾソプラノ記号)、soprano(ソプラノ記号)、altpercussion(パーカッション記号その2)、treble8va(ト音記号オクターブ上)、bass8va(ヘ音記号オクターブ上)、tab1、tab2、blank(拍子記号なし)

注:ファイル内への記述は、英語で表記してください。

StaffType = 五線の種類(standard(標準)、percussion(パーカッション)、single(メ ロディ譜)、grand(大譜表)、organ(オルガン譜)

Clef = 音部記号の種類

(treble(ト音記号)、bass(ヘ音記号)、alto(アルト記号)、treble8vb(ト音記号オクターブ下)、percussion(パーカッション記号)、tenor(テノール記号)、baritone(バリトン記号)、bass8vb(ヘ音記号オクターブ下)、frenchviolin(フレンチバイオリン記号)、cbaritone(バリトン(ハ音)記号)、mezzosoprano(メゾソプラノ記号)、soprano(ソプラノ記号)、altpercussion(パーカッション記号その2)、treble8va(ト音記号オクターブ上)、bass8va(ヘ音記号オクターブ上)、tab1、tab2、blank(拍子記号なし)

注:ファイル内への記述は、英語で表記してください。

ShowStems = 符尾なし(〔五線の属性〕ダイアログボックスの表示項目で〔符尾〕をチェックしない)、1=五線の上に符尾を表示する。主にタブ譜で使用。

FretInst = フレットボード楽器の名前。タブ譜で使用。

Patch = 0~127 のGeneral MIDI用パッチ番号

PercMap = General MIDIのノート番号

ExWizDisp = 1を指定するとトレーニング・ウィザードに楽器名が表示されます。0を指定すると、トレーニング・ウィザードには楽器名が表示されません(ただしセットアップ・ウィザードには表示されます)。

RangeLow = トレーニング・ウィザードで使用できる各レベルごとの最低音(初級者、中級者、上級者の順に表示され、それぞれの値はMIDIノート番号を表します)

RangeHigh = トレーニング・ウィザードで使用できる各レベルごとの最高音(初級者、中級者、上級者の順に表示され、それぞれの値はMIDIノート番号を表します)

PercMIDIMapFile = プレイバックと入力で使用するパーカッションMIDIマップXMLファイル。パーカッションMIDIマップをご参照ください。

PercMIDIMapName = 〔パーカッションMIDIマップの編集〕ダイアログボックスに表示されるパーカッションMIDIマップ名

PercNote = PercNoteTypes.txtで定義される楽器の楽器タイプこのファイルは「Finale/Resources」フォルダにあります。

 

[GRP:Group]

このセクションでは、楽器のグループやそのグループ名を定義します。ここでグループ化されたそれぞれの楽器は、楽譜上に配置した際に括弧を付けてグループ化されます。

Name = グループ名

Abbr = グループの略名

Instrument = x 楽器名(x = リストに含む、xなしはリストに含まない)

ExWizDisp = 1を指定するとトレーニング・ウィザードにグループ名が表示されます。0を指定すると、トレーニング・ウィザードにはグループ名は表示されません(ただしセットアップ・ウィザードには表示されます)。

 

[ORD:Order]

このリストには、ウィザード上で選択した楽器を並べる際の、デフォルトの順番が登録されています。[GRP:Group]の項と同じように、xはその楽器がこの並び順のリストに含まれることを意味します。xがついていない場合は、リストには含まれません。その楽器が並び順のリストに含まれていない場合、選択された楽器の一番下に追加されます。

 

 

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